しょうぶ学園 ― ものづくり、アート、創造性 ― 前編 好きなものをつくり、幸せでいること 鹿児島の障がい者施設から アネモメトリ -風の手帖-
鹿児島にある、しょうぶ学園。
光と緑にあふれ、木や土、布、紙からさまざまなものが作られ、良い素材をていねいに調理したおいしいごはんも食べられる。すみずみまで目と手が行き届き、園内のセンスもとびきり素敵だ。
訪れるひとをわくわくさせてくれるこの場所は、知的障がい者の施設である。純粋なものづくりの喜びや、ユニークな表現に、見る者の心は揺さぶられる。ものを作るとは、表現するとは。創造するとは……。しょうぶ学園のありかたを通して考える。
1.はじめに
2.開放的なものづくりの場所
3.しょうぶ学園のものづくり哲学
4.不規則やズレを受け入れる
5.職員と利用者の関係
6.全力のコラボレーション
7.ヌイ・プロジェクトというアート
8.もの作りと創造性のあいだ