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カナダとの協定でオーガニック市場活性化の予感

今秋、日本とカナダの間で有機製品に関する同等性協定が成立しました。これにより来年1月1日から、両国のオーガニック製品(ただし農産物および農産物加工食品のみ)が自由に輸出入できることになります。
通常、日本のオーガニック製品(※1)を「オーガニック」と表示して海外で売るには、改めて販売先国の定める認証を受けなければならず、手間とコストがかかっていました。しかし、今回のような同等性協定を販売先国と結ぶことにより、日本でオーガニックの認証を受けた製品は、同国の認証を受けずともオーガニック製品として売ることができるようになり、日本にとっては輸出機会の拡大となります。もちろん、日本に海外のオーガニック製品を輸入する場合も同じで、この協定により、日本のオーガニック市場にさまざまな海外オーガニック製品が流入することになります。
日本はすでにオーガニック食品市場シェア第1位のアメリカ(シェア約44%)、第2位のEU(約41%)、第4位のスイス(約3%)とこの協定を結んでいて、このたび第3位のカナダ(約4%)ともこれを締結したことで、世界のオーガニック食品市場の94%へのアクセスを手に入れることになりました(日本は第5位で約2%のシェア)。

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