九州のつくるとつながってmeal~ツアーレポート(前篇)
つながってmealのスタッフ+東京の農家篠宮さんとともに、九州の農場やレストランを巡る、驚きと美味しさにあふれる1泊2日のツアーに行ってきた。一日目にあたる前編。
生きものとの共生、循環型農場に驚く
最初に訪れたのは、熊本県玉名市の山の中にある「玉名牧場」。循環型農業を営んでいるということで、その牧場の見学に。
まず、乳製品をつくっている機械について、農場主の矢野さんから説明を受ける一同。
この乳製品をつくる際に出てくるホエイ(乳清)の搾りカスを敷地内で飼っている豚に与えているそう。また、この豚さんには、雑草や、無肥料・無農薬栽培でつくっている野菜くずを食べさせている。青物を食べることで、気性も穏やかで、糞尿も臭くなりにくいとのこと。
確かに、この豚小屋は、嫌な臭さがなかった。脂の質も変わるそうで、この夜のBBQでそれを実感することになる。
続いて、堆肥ゾーンの紹介。
堆肥といっても、家畜の糞尿をつかった厩肥(きゅうひ)ではなく、雑草や野菜くずを使った緑肥。何故か、香ばしい発酵した薫りがする不思議なゾーン。そこの土から、いい薫りが漂っている。
でも、畑は既に土が出来上がってるとのことで、緑肥は今はほとんど使っていないそう。