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平成26年の中古マンション年間平均価格、三大都市圏全てで前年より上昇

平成26年の中古マンション年間平均価格は三大都市圏全てで上昇 資料出典:(株)東京カンテイ 「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70㎡価格年別推移(14年・年間版)」

(株)東京カンテイはこのたび、「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70㎡価格年別推移(14年・年間版)」を発表した。同社のデータベースに登録された中古マンションの70㎡換算価格について、三大都市圏別に平成17~26年の推移をまとめたもの。

平成26年の中古マンション年間平均価格、三大都市圏全てで前年より上昇

平成26年の中古マンション価格(年間平均)を三大都市圏別に見てみると、首都圏は前年比60万円・2.1%上昇の2,851万円、近畿圏は同10万円・0.6%上昇の1,817万円、中部圏は同7万円・0.4%上昇の1,489万円だった(図1)。
首都圏では3年ぶりの上昇となり、「ミニバブル後の最低値を更新した昨年から価格水準を持ち直し、再び2,800万円台を回復」する結果となった。中部圏も4年ぶりに上昇に転じた。近畿圏では2年連続で上昇しており、「小幅ながら引き続き上昇したことで、ミニバブル後の大底圏から脱しつつある」と同社では見ている。
都府県別に見ると、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、愛知県と、兵庫県を除く全ての都府県で前年から上昇。中でも東京都は上昇幅が大きく、前年比21.5万円・4.0%上昇となった。

 図1:三大都市圏 中古マンション70㎡換算価格 年間平均推移
図1:三大都市圏 中古マンション70㎡換算価格 年間平均推移

※(株)東京カンテイ 「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70㎡価格年別推移(14年・年間版)」より抜粋

首都圏はさいたま市以外で前年より上昇。大阪市、名古屋市も上昇幅拡大

首都圏を主要都市別に見ると、東京23区は4,203万円(前年比5.2%上昇)と、3年ぶりに4,000万円台を回復し(図2)、平成23年の4,171万円を上回った。横浜市は2,575万円(前年比1.7%上昇)、千葉市は1,719万円(同0.7%上昇)とそれぞれ3年ぶりに上昇し、連続下落に歯止めがかかった。一方、さいたま市は2,089万円(同1.9%下落)となり、5年ぶりに2,100万円を下回る結果となった。
近畿圏では、大阪市が2,216万円(同2.1%上昇)で(図3)、「平成24年を境に価格水準は強含みで推移している」という。一方、神戸市は1,788万円(同1.3%下落)と2年連続で下落しており、大阪市との価格差が前年の359万円から428万円へ拡大した。
中部圏では、名古屋市が1,787万円(同2.5%上昇)と前年より上昇幅が拡大。再び神戸市の価格水準に並ぶ結果となった。

 図2:主要都市別(首都圏) 中古マンション70㎡換算価格 年間平均推移
図2:主要都市別(首都圏) 中古マンション70㎡換算価格 年間平均推移
 図3:主要都市別(近畿圏・中部圏) 中古マンション70㎡換算価格 年間平均推移
図3:主要都市別(近畿圏・中部圏) 中古マンション70㎡換算価格 年間平均推移

※(株)東京カンテイ 「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70㎡価格年別推移(14年・年間版)」より抜粋

編集部より:この記事は   不動産ジャパン   様の投稿を転載させていただきました。